諸国神社めぐり

五林神社(中泊町中里〈なかさと〉)

中泊町中里の五林神社社頭
五林神社は,津軽中里駅(津軽鉄道)の西南西600に鎮座する。
鎮座地は,一帯に五輪塔が残っていることから「ごりん」「五林村」と呼ばれたという。
当社の社殿には,五輪塔と宝筐印塔が御神体として祀られている。
伝承では,この石塔は,大道寺力命とオリ女命の夫婦の神霊を祀っているとされる。
それによると,大道寺力は義経の家臣で,義経と別れた後,この地に潜んでいたが,発覚して討ち死にした。
村人が,大道寺力と,その後を追って自刃した妻のオリのためにこの塔を建てたという。
中泊町中里の五林神社参道狛犬(吽形)中泊町中里の五林神社参道狛犬(阿形)
朱の鳥居の先に白木の鳥居があり,石狛犬(昭和十四年)が参道を挟んでいる。
中泊町中里の五林神社参道
参道は途中で右に折れて社殿に向かう。
中泊町中里の五林神社社殿正面中泊町中里の五林神社社殿扁額

(青森県北津軽郡中泊町中里亀山)
2017.6.26


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