諸国神社めぐり

八幡宮(五所川原市金木町〈かなぎちょう〉)

五所川原市金木町八幡宮社頭
八幡宮(金木八幡宮)は,金木駅(津軽鉄道)の西600メートル,朝日山地区に鎮座する。
境内の周囲は各種商店や五所川原市役所の金木庁舎,病院,寺院が並ぶ金木の中心部である。
建立年月日不詳であるが,大永年間(1521-1527)に浪岡城主の北畠具永(ともなが)が建立したと伝える。
初め,現社地の東方の喜良市(きらいち)に鎮座したが,後に現在地に遷座したという。
天正年間(1573-1591),弘前藩祖の津軽爲信公が祈願所とした。
明治六年(1873)郷社となった。
祭神は譽田別命,天照皇大神,素盞嗚命,軻遇突智命,倉稲魂命である。
五所川原市金木町八幡宮三の鳥居
三の鳥居で岐路となり,左に少し折れるのが境内への参道である。
五所川原市金木町八幡宮鳥居
五所川原市金木町八幡宮拝殿五所川原市金木町八幡宮拝殿唐破風
明治三十八年(1905)火災で社殿を焼失し,同四十一年に拝殿を,四十二年に本殿を再建した。
五所川原市金木町八幡宮本殿五所川原市金木町八幡宮本殿細部
本殿は覆屋で保護されているが,ガラス越しに細部が見える。

五所川原市金木町八幡宮狛犬(吽形)五所川原市金木町八幡宮狛犬(阿形)五所川原市金木町八幡宮狛犬(阿形)
狛犬の台座には「文政五年正月」の銘がある。
神馬の背後は境内社の天満宮(菅原道真公)。

(青森県五所川原市金木町朝日山492)
2017.6.26


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