神明宮は,JR(五能線)五所川原駅の南南東800メートルに鎮座する。
寛文四年(1664)の勧請で,初めの鎮座地は現北西2.5キロメートルの本町付近であった。
祭神は天照皇大神である。
明治六年(1873),郷社に列せられた。
昭和四十年(1965),下り枝(さがりえだ)に移転し,さらに平成六年(1994)に現在地に移った。
平成九年に拝殿を改築して遷座祭を行い,同十年に本殿の改築と遷座祭を行った。
平成の移転にあたって,神宮の第61回式年遷宮(平成五年)の古殿舎撤却材を賜ったという。
本殿を背後から見ると,本殿の東隣に小祠が見えるが,詳細は不明。
(青森県五所川原市中央1丁目32)
2017.6.26