小祝神社(おぼりじんじゃ)はJR高崎駅の南西1.キロメートル,烏川の右岸に鎮座する。
当社は『延喜式』(神名帳)所載の「小祝神社」(上野國十二座の一)である。『延喜式』では「小祝」は「おはふり」と読むようである。
創立年月は不詳であるが,『三代實録』の記録に,元慶四年(880)に「正五位」を賜ったと記録される古社である。
祭神は少彦名命である。
拝殿は明治二十三年(1890)の建造である。「正一位小祝大明神」の額が掛かる。
本殿(三間社入母屋造)は享保元年(1716)の起工で,享保五年(1720)の竣工と推定されている。
本殿には,たいへん手の込んだ装飾が見られる。
(群馬県高崎市石原町1245)
2017.1.25