諸国神社めぐり

大水神社(伊勢市宇治今在家町〈うじいまざいけちょう〉)

伊勢市宇治今在家町の大水神社
大水神社(おおみずじんじゃ)は,五十鈴川駅(近鉄鳥羽線)の南1.6キロメートル,鼓ケ岳の東麓,津長神社(内宮摂社)の南100メートルに鎮座する。
倭姫命が定めたとされ,『延喜式』(神名帳)の「津長大水神社」(度會郡五十八座の一)に比定される古社である。また皇大神宮(内宮)の摂社二十七社のうちの一社でもある。
祭神は大山罪乃御祖命(おおやまつみのみおや)である。
当社は,文明十四年(1482)の記録に見えるが,その後は社殿が失われ社地のみになり,寛文三年(1663)に再興された。
伊勢市宇治今在家町の大水神社社殿
合殿神社二神が合祀されている。皇大神宮の末社である川相神社(かわあいじんじゃ)と同じく熊淵神社(くまぶちじんじゃ)である。
川相神社の祭神は細川水神(ほそかわのみずかみ),熊淵神社の祭神は多支大刀自神(たきおおとじのかみ)である。

(三重県伊勢市宇治今在家町)
2015.9.27


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