諸国神社めぐり

今社(伊勢市宮町〈みやまち〉)

伊勢市の今社遠景
今社(いまのやしろ)は,宮町駅(近鉄山田線)の南500メートルに鎮座する。
寛文三年(1663),『延喜式』所載の「清野井庭神社」が当社の西北西に再興された(常磐一丁目の清野井庭神社)が,当社の場所こそが「式内・清野井庭神社」の故地であるとする反論があった。
主祭神は鹿屋野姫命(かやのひめ)で,明治四年(1871)に村社に列せられた。
明治四十一年(1908),曾根町の清川神社,山神社,火除神社,河井稲荷社,菅原社を,また常磐町の八幡社を合併した。
明治四十二年(1909)二月,下中之郷町の神殿社と常磐町の塞神社を合併。さらに同年十二月に宮川町の山神社とその境内の勘輔稲荷社,秋葉社,菅原社を合併した。
伊勢市の今社社頭
南側の入口は,アーケードの付いた商店街に面している。
伊勢市の今社社殿伊勢市今社の本殿
垣の内側に神明造の本殿がある。
かつては社殿がなく,祭神も不詳で,石神を祀るのみであったという。明治四十四年(1911)に初めて社殿が造営された。
伊勢市今社境内の天満宮伊勢市今社境内の稲荷神社
境内に天満宮と清川稲荷神社の社殿がある。

伊勢市今社境内

(三重県伊勢市宮町一丁目1-8)
2015.9.28


伊勢市神社めぐり