諸国神社めぐり

月夜見宮(伊勢市宮後〈みやじり〉)

月夜見宮社頭
月夜見宮(つきよみのみや)は,伊勢市駅(JR参宮線,近鉄山田線)の北西300メートルに鎮座する。
当社は,豊受大神宮(外宮)の別宮四所の内の一社で,また『延喜式』(神名帳)所載の「月夜見神社」(度會郡五十八座の一)に比定される古社である。
祭神は月夜見尊と月夜見尊荒御魂である。
中世以降,周辺住民に社地を侵されたため,寛文二年(1662)と延宝六年(1678)の二度,奉行により社地が復旧されたという。
月夜見宮社殿全景
月夜見宮社殿月夜見宮本殿(側面)
遷宮後間もない社殿は,たいへん美しい。(遷御は2015年2月28日におこなわれた。)

月夜見宮の境内
境内の一隅に巨木があり,根元に狐が置かれている。詳細は不明。
月夜見宮と同じ社域に,外宮の摂社である高河原神社が鎮座する。

(三重県伊勢市宮後)
2015.9.28


伊勢市神社めぐり