諸国神社めぐり

鏡宮神社(伊勢市朝熊町〈あさまちょう〉)

鏡宮神社社殿
鏡宮神社(かがみのみやじんじゃ)は,朝熊川と五十鈴川が合流する岬状の場所に鎮座する。朝熊神社とは朝熊川で隔てられている。
鏡宮神社は皇大神宮(内宮)の末社十六社の一社である。
初め,朝熊神社は「鏡宮」とも称されていた。後に朝熊神社は衰微して社地不明となり,寛文三年(1663)に再興されたが,この時,朝熊神社の御前社も現在地に再興された。つまり川を挟んで両社が建てられたのである。
しかしその後,朝熊神社の隣に御前社が建てられることになったため,この地の御前社が「鏡宮神社」として独立して残ったのである。
明治五年(1672)に鏡宮神社は地方庁の管轄となったが,同九年(1876)に神宮の末社となった。
岩上二面神鏡霊(いわのうえのふたつのみかがみのみたま)を祭神とする。
鏡宮神社社地
鏡宮神社

(三重県伊勢市朝熊町)
2015.9.29


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