諸国神社めぐり

伊佐奈岐宮 伊佐奈彌宮(伊勢市中村町〈なかむらちょう〉)

伊佐奈彌宮と伊佐奈岐宮
伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)と伊佐奈彌宮(いざなみのみや)は,五十鈴川駅(近鉄鳥羽線)の南東500メートル,月讀宮の殿舎に並んで祀られている。
アマテラス,ツキヨミの父神母神を祀っており,いずれも皇大神宮(内宮)の別宮である。『延喜式』(神名帳)にも「伊佐奈岐宮 二座(伊佐奈彌命一座)」と見える古社である。
月讀宮・月讀荒御魂宮と同じく,元は別の場所に鎮座したが,仁寿三年(853)の洪水で流失し,斉衡二年(855)に現在地に移転した。両宮のうち伊佐奈彌宮はしだいに衰微し,明治六年(1873)に伊佐奈岐宮の隣に殿舎が再興された。
2014年10月に両宮の遷宮がおこなわれた。
伊佐奈岐宮
伊佐奈岐宮の祭神は伊弉諾尊(イザナギ)である。
伊佐奈彌宮
伊佐奈彌宮の祭神は伊弉冉尊(イザナミ)である。

月讀宮参道
参道は月讀宮と共通である。

(三重県伊勢市中村町〈月讀宮域内〉)
2015.9.29


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