諸国神社めぐり

鳥屋神社(石巻市羽黒町〈はぐろちょう〉)

鳥屋神社南参道鳥屋神社
鳥屋神社(とやじんじゃ)は,石巻駅の南400メートルの羽黒山に鎮座する。祭神は,猿田彦神と船御魂神。
参道は,羽黒山の南と北東から一直線に延びる急な石段である。
仁徳天皇が東夷を征討するにあたって,まず伊勢神宮内宮の猿田彦大神に戦勝祈願した。鳥屋岬に着船し,官軍に利あったので,当地に祀ったのが当社の発祥と伝わる。
山下町の鳥屋崎神社とともに,式内・鳥屋神社の論社の一つである。
当社には羽黒神社が合祀されている。文治二年(1186)藤原秀衡が出羽の羽黒山から勧請して合祀したものである。祭神は倉稲魂神と大物忌神。
鳥屋神社拝殿
鳥屋神社拝殿彫刻鳥屋神社拝殿彫刻
現社殿は寛延三年(1750)の建造。本殿は昭和六十年(1985)に改築した。

鳥屋神社狛犬(吽像)鳥屋神社狛犬(阿像)
参道の狛犬は頭が小さく前足が細い。

(宮城県石巻市羽黒町1丁目)
2007.9.23


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