諸国神社めぐり

白山神社(若林区木ノ下〈きのした〉)

仙台市若林区の白山神社社頭
白山神社は地下鉄(東西線)薬師堂駅の北西250メートル,陸奥国分寺薬師堂の東隣に鎮座する。
地名によって「木ノ下白山神社」とも呼ばれる。
祭神は伊弉諾尊,伊弉冉尊,菊理媛尊である。
国分寺創建(740年頃)以前から祀られていたとも伝える古社であるが,詳細は不詳。
文治五年(1189)に戦火で焼失し,戦国期の末,この地を支配した国分氏が再建したとされる。
江戸時代には伊達氏の崇敬も篤かった。
明治四年(1871)に郷社に列せられた。

仙台市若林区の白山神社本殿
現在の本殿は,二代藩主の伊達忠宗が寛永十七年(1640年)に建てたもの。
柿葺の一間社流造で向拝が付く。昭和三十年(1955)に宮城県の有形文化財に指定された。昭和四十二年(1967)に解体修理された。
かつて本殿と拝殿は幣殿で繋がっていたが,後に撤去された。

境内社が五社祀られている。
仙台市若林区の白山神社境内の須賀神社仙台市若林区の白山神社境内の八幡宮と雷神社
本殿に向かって左側に須賀神社,八幡宮,雷神社が並んでいる。
仙台市若林区の白山神社境内の稲荷神社
やや奥に稲荷神社がある。
仙台市若林区の白山神社境内の天満宮
本殿の右側には天満宮がある。

(宮城県若林区木ノ下3丁目9)
2020.9.10


宮城県神社めぐり