諸国神社めぐり

春日神社(豊中市宮山町〈みややまちょう〉)

豊中市宮山町春日神社参道入り口
春日神社は,大阪モノレール柴原駅の北東800メートルに鎮座する。
創立の時期は不明であるが,承和二年(835)に修繕した記録がるという古社である。
南北朝期以降しばしば兵火に遭った。
徳川の世に至り,摂津に領地を得た安部信盛(あんべのぶもり)が慶安三年(1650)に社殿を改修し,これが現在に至っている。
祭神は,天照皇大神,天児屋根命,武甕槌大神である。
豊中市宮山町春日神社二の鳥居
小さい橋を渡ると二の鳥居があり,社殿が見える。
宮山町春日神社拝殿
春日神社拝殿正面春日神社本殿
拝殿の背後に建つ本殿の覆屋はかなり大きい。

春日神社境内の薬師社春日神社境内の天神社
境内には,薬師社,天神社のほか,稲荷社,山神社,大山津見社,地蔵尊が祭られている。
このうち天神社は,はじめ当社の500メートルほど南に鎮座した。
天部神祇を祭っていたが,後に菅原道真公を祭るようになり「柴原の天神」と呼ばれていた。明治四十二年(1909)に春日神社に合併され,その故地は柴原公園として整備されている。

春日神社狛犬(吽像)春日神社狛犬(阿像)
拝殿前の狛犬は台座に「文政七年」(1824年)の銘がある。

(大阪府豊中市宮山町1丁目)
2009.2.25

つつじの社春日神社(公式サイト)


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