阪合神社(さかあいじんじゃ)は,近鉄(大阪線)河内山本駅の西南西500メートルに鎮座する。
社地は幹線道路に近いわりに静寂が保たれている。
『延喜式』(神名帳)所載の「坂合神社二座」(河内国若江郡二十二座のうち)に比定される古社である。「坂合」は「サカアヒ」とも「サカヒ」とも読む。
明治四十年(1907)年に矢作神社(八尾市南本町6丁目)に合併されたが,故地への遷座を望む声が高まり,昭和三十二年(1957)に旧地に再建された。
現在の祭神は,瓊瓊杵尊と彦火火出見尊であるが,鵜草葺不合尊が祭神を加えて三神としていた時期もある。
境内に鳴戸神社(祭神は豊玉姫命)が祭られている。
(大阪府八尾市小阪合町2丁目)
2012.6.14