諸国神社めぐり

廣田神社(浪速区日本橋西〈にっぽんばしにし〉)

浪速区日本橋西廣田神社社頭
廣田神社(ひろたじんじゃ)は,今宮戎神社の北150メートルに鎮座する。
社地は南海本線や阪神高速が交差する喧騒の地であるが,かつては鬱蒼とした森で,「広田の森」として知られた。
神功皇后が朝鮮半島から凱旋する途中,船が進まなくなったため卜したところ,廣田の社での祭祀を命じる天照大神の神託があり,この地で天照大神の荒御魂を祀ったのが当社の発祥と伝える。
現在の祭神の撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)は,天照大神の荒御魂の異称である。
明治五年(1872)に村社に列せられた。
浪速区日本橋西廣田神社拝殿浪速区日本橋西廣田神社拝殿内部
拝殿内に「アカエ(アカエイ)」の絵馬が掛かっている。アカエは当社の神使とされている。
アカエは難病の守り神で,特に痔疾に効験があるとされている。
浪速区日本橋西廣田神社本殿
本殿は拝殿とは独立して建っている。

浪速区日本橋西廣田神社境内赤土稲荷神社浪速区日本橋西廣田神社境内赤土稲荷神社社殿内部
境内に赤土稲荷神社(あかえいなりじんじゃ)がある。祭神は楠稲荷大明神,赤土稲荷大明神,米倉稲荷大明神である。

(大阪府大阪市浪速区日本橋西2-4-14)
2016.7.21


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