諸国神社めぐり

平出雷電神社(宇都宮市平出町〈ひらいでまち〉)

平出雷電神社社頭
平出雷電神社(ひらいでらいでんじんじゃ)は,JR(東北本線,東北新幹線)宇都宮駅の東北東4.2キロメートル,平出街道沿いに鎮座する。
仁和二年(886)に京都の賀茂別雷神社(上賀茂神社)を分霊して創立した古社である。
応仁の乱の後は衰退したが、正徳年間(1711-1716)頃,領主の平出孝政が民に浄財を募って再建された。
元治二年(1865)の3月に神祇伯より「雷電宮」の称号を賜る。
明治初年,神仏分離の際に「平出神社」と改称。明治十二年(1879),村社に列した。
昭和六十三年(1988),社殿を大改修した。
主祭神は別雷之大神(賀茂別雷神)である。
そのほか誉田別之命,大山祇命,猿田彦命,素盞嗚命,伊弉諾命,少彦名命,大物主命,火産霊命,水速女命,菅原道真公を配祀する。
平出雷電神社二の鳥居平出雷電神社楼門
参道の途中に鳥居と楼門がある。
平出雷電神社社殿正面平出雷電神社拝殿額
平出雷電神社社殿
拝殿は入母屋造。奥の本殿は覆屋で保護されている。

平出雷電神社境内末社
本殿の裏に石祠がまとめられているが祭神などは不明。
平出雷電神社境内石灯篭平出雷電神社境内石灯篭
奇抜な意匠の灯籠が置かれている。

(栃木県宇都宮市平出町3848)
2016.11.27


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