天満宮は,JR(日光線)鹿沼駅の西1キロメートルに鎮座する。近くに今宮神社がある。
天文年間(1532-1555)の創立と伝える。
昭和五十八年(1983)の屋根葺き替え時に天井裏から銘のある屋根板が見つかり,宮殿の建造は天正十七年(1589)であることが確認された。
銘文に「天正十七年己丑二月廿五日 大願主日光東山能観坊俊設寄進」とある。
「天満宮宮殿屋根」として鹿沼市の有形文化財に指定(平成二年)されている。
社殿前から境内を見る。
鳥居の横に厳島神社(祭神は市杵島姫命)がある。天満宮と同じく,天文年間(1532-1555)の創立と伝えるが,創立の経緯は不明。
(栃木県鹿沼市天神町1716)
2018.1.23