諸国神社めぐり

下谷神社(台東区東上野〈ひがしうえの〉)

下谷神社一の鳥居
下谷神社は,下谷稲荷とも呼ばれ,JR上野駅の東に鎮座する。
天平二年(730),上野の忍ケ岡に創建されたと伝える,東京で最古の稲荷神社である。祭神は大年神で,日本武尊を配す。
下谷地区の鎮守で,「下谷稲荷」「下谷惣社」とも呼ばれたが,明治五年(1872)に「下谷神社」と改称した。
創立以来,何度か遷座し,関東大震災後の区画整理で現在地に定まった。
下谷神社社殿正面
下谷神社の本殿下谷神社の拝殿
拝殿の天井には,横山大観の雲竜図(台東区有形文化財)が描かれている。
横山大観の龍
〈横山大観の「龍」(部分)〉

下谷神社境内の隆栄稲荷神社
本社の社殿の横に長い参道のような部分があり,隆栄稲荷神社(宇賀魂命)が祭られている(由緒は不明)。

(東京都台東区東上野三丁目)
2006.5.14, 2013.2.28


南関東神社めぐり