諸国神社めぐり

胡録神社(荒川区南千住〈みなみせんじゅ〉)

荒川区南千住の胡録神社社頭
胡録神社(ころくじんじゃ)は,南千住駅(JR常磐線,地下鉄日比谷線)の北東800メートルに鎮座する。
永禄四年(1561),川中島合戦から落ち延びた上杉家の家臣がこの地に定住し,享保四年(1719),守護神として面足尊(おもだるのみこと)と惶根尊(かしこねのみこと)を,一祠に奉斎したという。
古くは「大六天」と称したが,明治の神仏分離政策に従い現社号に改めた。
社号の由来については,矢を携行する道具「胡録(胡籙,胡鹿,胡禄なども同じ)」にちなみ,また当地特産の「胡粉」と「大六天」の「六」によるという。
汐入地区の再開発により社地がやや移動し,平成十五年(2003)に遷座祭がおこなわれた。
荒川区南千住の胡録神社拝殿荒川区南千住の胡録神社拝殿(向拝)
荒川区南千住の胡録神社本殿

荒川区南千住の胡録神社境内道祖神
境内に道祖神が鎮座する。かつては航路安全の神として汐入地区の入り口に祀られていたという。祭神は猿田彦命である。

(東京都荒川区南千住8-5-6)
2013.2.27

胡録神社(公式サイト)


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