諸国神社めぐり

八幡神社(葛飾区柴又〈しばまた〉)

葛飾区柴又八幡神社社頭
八幡神社は,京成電鉄(金町線)柴又駅の北200メートルに鎮座する。
創立年代は不詳であるが,寛永十年(1633)社殿再建の記録が残る。旧柴又村の鎮守である。
葛飾区柴又八幡神社拝殿葛飾区柴又八幡神社拝殿額
現在の社殿は昭和四十三年(1968)の造営である。
葛飾区柴又八幡神社本殿

葛飾区柴又八幡神社境内石祠
葛飾区柴又八幡神社境内社
「末社四宇アリ」とする古文書があるとされるが,現在はこの社殿に合祀されているのであろう。

当社は古墳の上に鎮座する。古墳は石室を持つ前方後円墳で,6世紀後半の造営と推測されている。
何度か調査がおこなわれ,埴輪や鉄刀,馬具などが出土している。
一部が露出していた石室は,社殿改築時に社殿の下に移されて保存されている。
葛飾区柴又八幡神社境内島俣塚
石室内の遺骨や遺品は社殿裏に造られた「島俣塚」に収納されている。

(東京都葛飾区柴又3-30-24)
2013.10.15


南関東神社めぐり