荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)は,鶴岡八幡宮の東700メートルに鎮座する。
長治元(1104),道眞公の画像が降臨し,里人が社殿を建てて祀ったのが起源と伝える。
治承四年(1180)に鎌倉に入った頼朝は,当社を鬼門の守護神とし,あらためて社殿を造営した。
祭神は菅原道眞公である。
石段を登ると神門があり,その先に朱塗りの拝殿が見える。
現在の本殿は寛永元年(1624)に鶴岡八幡宮若宮の旧本殿を移した貴重な建築物で,県指定の重要文化財である。
境内に摂社の熊野権現(伊邪那岐命,伊邪那美命,天宇受売命)がある。
(神奈川県鎌倉市二階堂74)
2015.4.12