諸国神社めぐり

千歳神社(富山市千歳町〈ちとせまち〉)

富山市千歳神社社頭
千歳神社は,富山駅の南東600メートルに鎮座する
当社の起源は,天照大神と豊受大神を祭る神明社である。
天正九年(1581),富山城主となった佐々成政は,城下を二分してそれぞれに神明社を守護神として崇敬した。当社は「北の神明」に当たり,当初は蛯町(南方800メートル)にあった。
前田利次の入城後,寛文年間(1661-1672)に現在地に遷された。
また,城北町に八幡神社(誉田別之命)が文化七年(1810)に勧請されて祭られていたが,明治四十五年(1912)に当神明社に合祀され,その際に社号を千歳神社と改めた。
千歳神社拝殿千歳神社本殿
社殿は昭和二十年(1945)八月に戦火で焼失したが,昭和三十一年(1956)に再建された。

千歳神社境内の稲荷社
境内に稲荷社が祭られている。
千歳神社周辺
社地の横の水路には水鳥が泳いでいる。

(富山県富山市千歳町)
2010.5.4, 2014.5.2


富山県神社めぐり