諸国神社めぐり

榊葉乎布神社(氷見市阿尾〈あお〉)

氷見市阿尾の榊葉乎布神社社頭
榊葉乎布神社は,JR(氷見線)氷見駅の北4.5キロメートル,阿尾城跡に鎮座する。
大伴家持の勧請と伝える古社であり,また阿尾城の守護神としても崇敬された。
天正(1573-1591)のころ,菊池武勝がこの地に築城するさい,伊勢神宮の榊樹を植栽したことにより「榊葉神明宮」と称されたという。
明治十二年(1879)現社号に改め,村社格を得た。
祭神は,天照大神,建御名方命,住吉三神,菊理比咩神である。
氷見市阿尾の榊葉乎布神社社殿氷見市阿尾の榊葉乎布神社本殿
明治四十年(1907)に建てられた総欅造りの社殿は平成三年(1991)に台風で損傷したため同五年(1993)に改築されたが,平成七年(1995)に火災を被り,同九年(1997)に再建された。

榊葉乎布神社からの眺望
境内から遠く高岡市の二上山(ふたがみやま)を望む。海中に浮かぶ小島は唐島(からしま)である。

榊葉乎布神社の遠景
榊葉乎布神社の鎮座地を眺める。

(富山県氷見市阿尾)
2014.9.5


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