大物忌神社は,JR(羽越本線)本楯駅の東500メートルに鎮座する。
天平年間(729-749)に大物忌神社(鳥海山)を勧請したと伝える古社である。
境内および隣接する区域には,かつて源義家の家臣である須藤氏の居城(新田目城)があった。
後三年の役(1083-1087)のおり,源義家が当社に戦勝祈願し,凱旋後に太刀を奉納したと伝える。
拝殿は入母屋造で千鳥破風と唐破風が付いている。
力士が屋根を支えている。
朱色に塗られた本殿は流造である。
境内の鳥居近くに太神宮が祀られている。拝殿の前には宝物殿がある。
(山形県酒田市本楯字新田目85番)
2016.11.30