福永神社は,福永十三郎(ふくなが じゅうざぶろう,1718-1774)を祀る。
かつて直江津の地では,漁で得た魚を自由に売ることが禁じられ,わざわざ高田まで運んで売りさばくしかなかった。後に福永十三郎の尽力によって直江津でも販売が許されることになった。
十三郎の没後,火葬した場所に石仏が置かれ「灰塚」としてその功績が追慕されていた。
(境内の「永三君功碑」による)
今,社殿はなく,新しい石祠が建つ。
周囲の玉垣には古いものが多く,「鮮魚商人中」と刻されているものが多い。
さらに海岸の方に進むとえびす稲荷神社がある。
(新潟県上越市中央4,JR直江津駅より徒歩10分)
2003.3.2