新潟県神社探訪

八海神社(南魚沼市山口〈やまぐち〉)

八海山神社社殿
八海神社は,旧六日町山口中手原に鎮座する。霊峰として知られる八海山(1,778m)への登拝口のひとつ(城内口〈じょうないぐち〉)である。
「神社明細帳」に「南魚沼郡山口村字中出原 無格社・八海神社」とある。
創立年月は不詳であるが,山口の産土神である。
祭神は国狭槌尊,瓊瓊杵尊,木花咲耶姫命の三柱である。
神仏習合期には薬師如来を信仰の中心としていたという。
明治四十三年(1910),字南の神明神社(天照皇大神),字南の素盞雄神社(素盞嗚尊),字南の赤城神社(表筒男命),字スハノ木の諏訪神社(健御名方命),字ナギノの十二神社(大山祇命),字夕之沢の稲荷神社(宇賀之魂命),字十二ノ木の十二神社(大山祇命),字十二林の十二神社(大山祇命)を合併した。
昭和二年(1927)村社に列せられた。
八海山神社社殿側面八海山神社社殿内部
八海神社の杉並木八海山神社鳥居
参道は樹齢250年の鬱蒼とした杉並木となっており,新潟県指定の文化財である。

八海山
(→登山ガイド.comによる写真の盗用
八海神社の近くから,八海山の南面を間近に仰ぐことができる。
山頂部のノコギリ状の部分が八ツ峰と呼ばれる難所である。

(新潟県南魚沼市山口493,JR六日町駅からバス30分&徒歩10分)
2004.2.14,2006.5.3


にいがた百景2