
八坂神社は,「延喜式」の「佐多神社」(頸城郡十三座の一座)の論社のひとつである。他は,糸魚川市宮平の劔神社,また同市北山の佐多神社。
直江津駅に近い繁華街の中に鎮座する。
駅前通りを北に向かって2,3分進むと,左手に神社への入り口がある。
参道にはスナック,カラオケなどが軒を連ねる。しかし鳥居から先は森厳とし,内外の落差が激しい。鳥居の額には「日吉・諏訪・八坂 三柱神社」と書かれている。境内北側の鳥居には「諏訪神社」とある。
祭神は,八坂神社が素戔嗚命(スサノヲノミコト),諏訪神社が建御名方命(タケミナカタノミコト),日吉神社が大山咋命(オオヤマクヒノミコト)。この三社が元禄二年(1689)に合祀されたと伝える。
昭和三年に「八坂神社」と改称した。
なお,地元には「八王子様(はっちょうじさん)」という呼称もあるという。(八王子とは,スサノヲとアマテラスの誓約のさいに互いの持ち物から産み出された八神とされる。)
本殿は享保六年(1721)に,拝殿は天保八年(1837年,天保十四年ともいう)に完成。両殿は幣殿でつながれており,安定感のある美しい建造物である。
境内は広く,秋葉神社,松尾神社,稲荷神社,神明社が祭られている。
(新潟県上越市西本町4-2-25 ,JR直江津駅より徒歩5分)
2003.3.2
参考:祇園信仰とは?