新潟市神社探訪

住吉神社(新潟市中央区東堀通十三番町〈ひがしぼりどおりじゅうさんばんちょう〉)

東堀十三番町の住吉神社
住吉神社は,古町通の突き当たり,湊小学校の近くに鎮座する。
「神社明細帳」に「新潟区東堀通十三番町字住吉山 無格社 住吉神社」とある。
ここだけが小高い丘になっており眺めがいい。日和山(ひよりやま)という。
かつて信濃川を往来する船舶に安全な水路を案内する仕事を「水戸教」と称し,寛政年間以降,伊藤仁太郎家がこれを世襲した。
当社は,享和二年(1802),伊藤家の邸内に創立された。
祭神は住吉三神(表筒男命,中筒男命,底筒男命)である。
慶応元年(1865),現在地に移された。
明治十三年(1880)に焼失し,翌年に再建された。舟見櫓は海岸に近い場所(新日和山)に移された。(水戸教は昭和の初めまで続き,伊藤家が船の運行を監視していた。)
住吉神社社殿住吉神社拝殿内部
平成二十一年(2009)に全面的な改築・整備がおこなわれ,社殿も面目を一新した。(→改修前の住吉神社

住吉神社の方角石日和山展望台を望む
境内に方角を示す石(方角石)が置かれている。遠くに日和山展望台が見える。
住吉神社全貌
裏参道に「新潟港水先案内水戸教発祥地」の標識が建てられている。

住吉神社の夏祭
7月の住吉祭では御神楽や大黒舞がおこなわれる。

(新潟市中央区東堀通十三番町,JR越後線白山駅より徒歩40分)
2003.9.23, 2005.3.20, 2005.7.19, 2009.7.5, 2011.9.24

参考:住吉信仰とは?


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