新潟市神社探訪

古峯神社(新潟市東区太平〈たいへい〉)

下山の古峯神社
古峯神社は,阿賀野川の左岸,新潟空港の敷地の南東に鎮座する。周囲は墓地になっており,古い集落の跡であることをうかがわせる。現在,境内は宮浦公園として整備されていおり,同じ敷地内に稲荷神社の社殿と金刀毘羅神祠の石碑もある。

現在の阿賀野川河口一帯はかつての松ケ崎浜村である。現在,阿賀野川右岸の松浜地区に町並みが形成されているが,かつて村の中心は左岸にあった。この古峯神社が鎮座する現在の下山(したやま)地区が松ケ崎浜村の中心であった。
享保十六年(1731)に阿賀野川が河口の位置を変えたため(注),村民の多くは対岸(現在の松浜地区)に移住した。その時,下山地区に鎮座した稲荷社松浜稲荷などの鎮守も移転したが,下山に残留した村民が同じ神社を下山に再建した。そのひとつがこの古峯神社である。
写真の左隣の建物は,同じ敷地に建つ稲荷神社の社殿である。

(注):以前の阿賀野川は,津島屋地区から西に大きく流路を変え,海老ケ瀬,寺山,下木戸を経て信濃川に合流していた。後に新発田藩の掘り割り工事をきっかけに,直流して松ケ崎浜村から海に流れ込むようになった。その結果形成されたのが現在の阿賀野川河口である。

参考:古峯信仰とは?

(新潟市東区太平1-1 ,新潟交通バス・下山小学校前停留所から徒歩3分)
2003.10.16


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