新潟市神社探訪

諏訪神社(新潟市江南区舞潟〈まいがた〉)

舞潟の諏訪神社
諏訪神社は,信濃川と小阿賀野川の合流点の下流約2キロメートルの右岸に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡舞潟村字上村 無格社・諏訪神社」とある。
この地域の和田,平賀,舞潟などの集落は,度重なる水害に悩まされた湿地帯である。
舞潟の諏訪神社の創建の時期は不明だが,天明五年(1785)の棟札が確認されているという。祭神は建御名方命。
舞潟の諏訪神社舞潟の諏訪神社
諏訪神社の社殿は老朽しているが,境内の稲荷社は整備されていた。
拝殿や稲荷社に酒が供えてあったが,新潟の酒ではなくすべて福島の産であった。この一帯は最初は新発田藩領であったが,幾たびかの変遷の後,幕末に会津藩預かり領となった。あるいは今でも福島県との結びつきが強いのだろうか。

舞潟の諏訪神社狛犬
狛犬(昭和二十八年)は,他の地域のものとは少し趣の異なる表情をしている。

(新潟市江南区舞潟1412,新潟交通バス新潟小須戸三条線・舞潟バス停より徒歩2分 )
2004.2.25

参考:諏訪信仰とは?


新潟市江南区(両川地区)神社