新潟市神社探訪

諏訪社(新潟市中央区本馬越〈もとうまこし〉)

本馬越の諏訪社
諏訪社は,新潟駅の東1.5キロメートル,栗ノ木バイパスとJR信越線の中間に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡馬越村字居村 無格社 諏訪社」とある。 健御名方命を祭神とする馬越の産土神であるが,創建の時期は不詳。
鳥居,社殿は東向き。
本馬越の諏訪社
本馬越の諏訪社拝殿屋根本馬越の諏訪神社拝殿
拝殿は高さもあり,太い木材を使った重厚な造りである。本殿は覆屋に囲われており見えない。

本馬越の諏訪社狛犬
狛犬は大正四年のもの。阿形の顔は左半分が欠けている。
狛犬の台座に「鏡淵氏」とある。文政十一年(1828),馬越の医家に生まれた鏡淵意伯は,三和流外科,華岡流外科を修め,明治十六年(1883)に新潟で開業した。「神社明細帳」の当社の「祀掌」は「鏡渕意伯」とある。意伯が奉納した狛犬であろうか。
市内白山公園には鏡淵意伯の記念碑がある。

(新潟市中央区本馬越2丁目14-2,JR 新潟駅より徒歩20分 )
2004.2.28


新潟市中央区(石山地区)神社