新潟市神社探訪

諏訪社(新潟市江南区割野〈わりの〉)

割野の諏訪社社頭
諏訪社は,両川地区で最も東に鎮座する神社である。
「神社明細帳」(明治十七年)に「中蒲原郡割野村字諏方ノ木 無格社・諏 訪社」とある。
祭神は健南方刀美命で,天正元年(1573)の信濃からの分霊と伝える。
(一説に,初めは諏訪社二社が創建され,上の諏訪,下の諏訪と称していたが,享保(1716−1735)のころ下の諏訪が洪水で流されたため,上の諏訪に合併したともいう。)
割野村の別の場所に神明宮(天照皇大御神)が鎮座したが,明治三年(1870)に焼失し,十一年(1878)に当社に合併となり,その後は合殿で祭られている。
昭和七年(1932)に村社に列せられた。
境内はかなり広く,拝殿も修復が施されている。
「諏訪大神」の額が掛かる朱の鳥居のわきに「村社諏訪社」と刻された社号標が建つ。奥の石の鳥居は昭和十一年のもの。

割野の諏訪神社
割野の諏訪神社割野の諏訪神社本殿
本殿は囲われており,保存状態は良好のようである。

割野の諏訪神社狛犬

(新潟市江南区割野685-1)
2004.3.21

参考:諏訪信仰とは?


新潟市江南区(両川地区)神社