新潟県神社探訪

気比神社(長岡市気比宮〈きいのみや〉)

旧三島町気比宮の気比神社参道入り口
気比神社は,旧三島町から出雲崎町に抜ける国道352号線の脇に鎮座する。朱の鳥居が目に入る。
「神社明細帳」(明治十六年)に「三島郡氣比宮村字長村 無格社・氣比神社」とある。
神亀元年(724),越前国の気比神社をこの地に分霊したのが起源と伝える。
「明細帳」が記す祭神は,足仲彦尊,猿田彦命,少彦名命,宇氣茂智命,氣長足姫尊,級長津彦命,罔象女命の七柱である。
明治四十二年(1909),字長村の若宮社(譽田別尊),字熊ノ木の諏訪社(健御名方命),字熊ノ木の熊野社(伊弉冉尊),字堰免の神明社(天照皇大神),字浦田の十二神社(大山祇命),字長村の稲荷社(宇賀魂命)を合併した。
大正六年(1917)に村社に列せられた。
三島町気比宮の気比神社拝殿
気比神社本殿気比神社本殿
拝殿と本殿(覆屋の中)は,離れている。本殿の保存状態はいい。
気比神社狛犬
拝殿前の狛犬の台座には「明治三十二年六月五日」と刻されている。

(新潟市県長岡市気比宮)
2004.3.22, 2009.11.28


旧 三島町神社