新潟市神社探訪

神明宮(新潟市江南区北山〈きたやま〉)

北山の神明宮
神明宮は,JR信越本線亀田駅の東1キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡北山新田字屋敷付 無格社・神明宮」とある。
寛永八年(1631)創立の産土神で,北山新田の産土神である。
もと「大日宮」と称し,大日大龍権現を祭神としていたが,明治三年(1870)神明宮に改め,天照皇大御神を祭神と定めた。
(東方約500メートルに鎮座する丸山ノ内善之丞組の神明宮もかつて「大日宮」であった。この地の共通の信仰であろうか。)
合殿に豊受大神を祭る。別の場所で祀られていたが,明治十年(1877)に神明宮に合併となった。
北山の神明宮
北山の神明宮本殿北山の神明宮本殿
本殿は覆屋の中にあるが,板の隙間からのぞき見ることができた。精巧かつ豪壮なすばらしいものである。

北山の神明宮
狛犬の台座には「嘉永六年」とある。

(新潟市江南区北山868,JR信越線亀田駅下車徒歩20分)
2004.3.29


新潟市江南区(大江山地区)神社