
熊野神社は,JR妙法寺駅の北東700メートル,島崎川が流れを変えるあたりの「椿の森」と呼ばれる場所に鎮座する。
この場所にはかつて船着き場があり,出雲崎漁港の鮮魚が長岡や新潟に向けて出荷されたという。
「神社明細帳」によると,籠田村(篭田村)には上ノ山の諏訪神社(健御名方命),上ノ山二百六十六番地の諏訪神社(健御名方命),十二神社(大山祇命),熊野社(素盞嗚命)の四社が鎮座したが,大正四年(1915),上ノ山の諏訪神社に三社を合併したうえで,社地を熊野社の鎮座地に遷し,さらに社号を「熊野神社」に改めたという。

社殿の向きは南西,すなわち島崎川を向いて鎮座している。ただし南東側から社殿に至る道もあり,そこには「熊野神社」と刻された比較的大きな社号標が建つ。

境内に祭られているのは,合併された神社にゆかりのものであろうか。

狛犬の台座に「合祀」記念の旨が記されている。
(新潟県長岡市籠田,JR越後線・妙法寺駅下車徒歩10分)
2004.5.1