新潟県神社探訪

大蔵神社(胎内市下館〈しもたて〉)

大蔵神社参道
大蔵神社は,旧黒川村の下館集落,胎内川近くに鎮座する。戦国期,黒川氏が築城したとされる尾根の裾野にあたる。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡下舘村字坪頭 村社・大藏神社」とある。
創立年月は不明であるが,旧下舘村の産土神で,永享年間(1429-41)と天保五年(1834)の再建の記録がある。明治六年(1873)に村社に列せられた。
祭神は神倭伊波禮毘古尊,健速須佐男尊,譽田別尊である。
拝殿まで石段を登る。途中に古峰神社,子安子守神社,稲荷神社がまつられている。
大蔵神社参道大蔵神社参道
社殿は南西を向き,眺望がすばらしい。
大蔵神社参道大蔵神社参道
拝殿の脇に「橿原神宮遥拝所」の碑が建つ。
「明細帳」は境内社三社を記録する。
稲荷神社(倉稲魂命),山神社(大山祇命),古峯神社(倭武尊)である。

(新潟県胎内市下館字坪頭,JR羽越本線・中条駅から徒歩60分)
2004.5.2


胎内市(旧 黒川村)神社