新潟県神社探訪

春日神社(新潟県上越市本町〈ほんちょう〉)

本町の春日神社
本町1丁目の春日神社は,高田駅(えちごトキめき鉄道)の南1.2キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中頸城郡高田町字堅春日町鎮座 村社・春日神社」とある。
文正元年(1466)に長尾重景が府内の地に春日山の春日神社を勧請して崇敬したのが起源である。
のち慶長十二年(1607)の福島城(直江津の関川右岸)竣工にともなって春日新田に遷ったが,慶長十八年(1613)に松平忠輝が高田に移ったため現在地に遷座した。
祭神は天児屋根神,武甕槌雄神,経津主神,姫大神。
本町の春日神社春日神社本殿
阿形の狛犬は台座から傾いている。

春日神社境内春日神社境内
境内には天満宮の社殿が建つほか,石祠が集められている。
「明細帳」は境内社を7社記録している。
御剣神社(天尾羽張神,日本武尊),天満宮(菅原道眞朝臣)二社,三峯神社(伊邪那岐尊,伊邪那美尊),稲荷神社(宇賀魂命)である。
明治四十二年に西会所町の稲荷神社を合祀した。
境内社の前に小さな狛犬がある。

(新潟県上越市本町1丁目6-22)
2004.8.6


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