新潟県神社探訪
乙吉稲荷神社は,高田駅(えちごトキめき鉄道)の南東,青田川の左岸に鎮座する。 鳥居脇の由緒によると,元弘・建武年間(1331-1336)に藤原乙吉麿が創立した。以後,新田氏,里見氏の崇敬が篤かった。 慶長十九年(1614)の高田城の築城のさい,この地の住民が強制移住させられたが,当社はこの地にとどめられ信仰が続いた。 現在の社殿は昭和三年(1928)再建のもの。
(新潟県上越市大町2丁目) 2004.8.6