新潟県神社探訪

漆山神社(村上市葡萄〈ぶどう〉)

漆山神社と明神岩
旧朝日村の葡萄峠に鎮座する漆山神社は,「延喜式」所載の「漆山神社」である。地元では「やぶき明神」と呼ばれているという。
社地の景観から,新潟県内屈指のパワースポットである。
鎮座地は,国道7号線の葡萄トンネルを抜け,葡萄集落の手前から旧道を2.5キロメートルほど入った所である。羊腸の悪路に終始悩まされるが,この小径はかつては越後と出羽を結ぶ要路であり,松尾芭蕉もここを一日で超えて村上に入った。
漆山神社社殿漆山神社社殿
社域に一歩足を踏み入れると,社殿より先に巨大な明神岩の絶壁が目に飛び込み,圧倒される。
鳥居の奥に,狛犬と灯籠が並び,かつて社殿が建っていたらしき跡がある。背後の巨岩が祭祀の対象であったことを窺わせる。現在の社殿は横向きに建てられている。
周辺では昔から漆の生産が盛んで,うるしの日(11月13日)には村上堆朱の職人などが当社に参拝するという。

漆山神社社号標
土着の古い信仰を起源とするためか,祭神には諸説ある。雷神・大山祇神・龍神説,速秋津日命説,経津主命・武甕槌命説がある。現在は「雷神・大山祇神・龍神」を祭神としている。
最近は安産の神としても信仰されているらしい。
社殿の周囲を清流がめぐり,すがすがしい。
漆山神社周辺

(新潟県村上市葡萄1154の1)
2004.8.28,2005.7.18


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