湯神社は,弥彦神社の末社として祭られている。
「神社明細帳」(明治十六年)に「西蒲原郡彌彦村字熊ケ谷 国幣中社弥彦神社末無格社 湯神社」とある。
弥彦公園の中の散策路をひとしきり南に進むと「湯神社」と刻された標柱が建っており,参道が始まる。
神社まではかなり遠い。途中に弥彦神社第六世・建田背命の廟(勝神社御神廟)が祭られている。
創立年月は不明である。
祭神は大己貴命と少彦名命で,弥彦温泉の源泉の神として信仰された。神仏習合時代には「石薬師」とも呼ばれた。
(新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦)
2005.5.21, 2007.3.3