新潟県神社探訪

神明宮劔神社合殿(新発田市田貝〈たがい〉)

剣神社
神明宮劔神社合殿(しんめいぐうつるぎじんじゃあいどの)は,二王子岳西麓の田貝地区に鎮座する。
創立年月は不詳。万治年間(1658-61)の創立とも伝える。
「合殿劔神社」と称したが,明治二年(1869)に現社号に改称した。
高倉宮以仁王(注)が剣神社の祭神とされる。
神明宮の祭神は天照皇大神,劔神社の祭神は金山彦命と金山姫命である。
(『新発田市史』は,劔神社の祭神を高倉宮以仁王(注)とし,他に須賀社,久須志社,愛宕社,秋葉社,大山祇社も合わせ祭るとする。)
剣神社額剣神社境内石碑

(注)
後白河天皇第二皇子。平氏追討令を発して源氏に挙兵をうながしたが発覚し,奈良街道で討死した(三十歳)。しかし伝説では,再起を企てる以仁王はひそかに越後の源頼之(源頼政の弟)をたよって上州沼田から尾瀬に入り,さらに沼山峠を越え,越後へ向かったとされる。

(新潟県新発田市田貝997)
2005.7.9


旧新発田市(川東,米倉,赤谷)神社