新潟県神社探訪

白山神社(村上市荒沢〈あらさわ〉)

村上市荒沢の白山神社
旧朝日村荒沢の白山神社は,大須戸の八坂神社の東1.5キロメートルに鎮座する。鎮座地の荒沢地区は,周囲を山に囲まれた静かな場所である。
「神社明細帳」に「岩舩郡荒沢村字西山下 無格社・白山神社」とある。
菊理姫命を祭神とする荒沢地区の産土神であるが,創立年月は不詳。
明治三十九年(1906),字東山下の川内神社(雲上佐一郎公),字神浦の神明社(天照皇大神),字神浦の山神社(大山祇命)を合併した。
さらに大正九年(1920)に字南山の金峯神社(安閑天皇)を合併したとされる。(しかし,今も蔵王山の山頂に神社が祭られており,「蔵王様」と呼ばれて信仰され,参道の整備なども進んでいる。)
荒沢の白山神社拝殿荒沢の白山神社拝殿
白山神社本殿白山神社狛犬
「玉乗り」の狛犬は広島発祥の様式とされ,東日本にはあまり多くないが,新潟県では岩船地域で時おり見かける。
(→村上市関口の火結神社,村上市小岩内の荒川神社

(新潟県村上市荒沢98)
2005.7.18

参考:白山信仰とは?


旧朝日村北部神社