新潟市神社探訪

神明宮(新潟市北区長戸呂〈ながとろ〉)

新潟市長戸呂の神明宮
神明宮は,JR(白新線)早通駅の南約5キロメートルに鎮座する。
長戸呂村は古い村で,天正年間(1573-1592)の開発と伝える。
明治五年(1872)村社に列せられた。
市史によると,長戸呂地区にはかつて神明社,菅原神社,諏訪神社(二座)の計四社が鎮座したらしい。そのうちの諏訪神社は享徳元年(1452),菅原神社は康正二年(1456)の創立とされる。
明治四十二年(1909)に,神明社に他の三社を合併した。
以上の諸社とは別に,阿賀野川河畔に菅原社が祭られていた。洪水とイナゴの害を除くために康正二年(1456)に勧請されたと伝える。この菅原社は,昭和四年(1919)に当社に合併された。
現在の祭神は,天照大神,健御名方命,菅原道真朝臣である。
長戸呂の神明宮拝殿細部長戸呂の神明宮拝殿細部
拝殿には凝った彫刻が見られる。
長戸呂の神明宮本殿
本殿は神明造である。

(新潟県新潟市北区長戸呂461)
2005.9.17


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