諏訪宮は,旧味方村の大倉地区に鎮座する。社地は中之口川の土手下である。
「神社明細帳」(明治十六年)には永禄年間(1558-1569)の創立とある。
祭神は健御名方命で,大倉新田の産土神である。
なお「神社明細帳」(明治十六年)によると,旧大倉村には神明社(慶長年間の創立で,祭神は天照皇大神)も祀られていたようである。今は当社に合併されているのであろうか。
拝殿の屋根は保護されているが,茅葺のようである。
「明治三十六年九月」の灯籠が建つ。
また鳥居の形を刻した石祠が祀られている(前述の神明社にかかわるものであろうか?)。
(新潟県新潟市南区大倉)
2006.1.28