

羽黒神社は,両津港の北西4キロメートル,羽吉の外羽黒(そとはぐろ)に鎮座する。
神護景雲四年(770)に出羽の羽黒社から倉稲魂尊を勧請して五月雨山(羽黒山)に祀ったのを発祥とし,保延元年(1135)に現在地に遷ったと伝える。
祭神は倉稲魂命,大日孁尊,月読尊である。
毎年六月におこなわれる流鏑馬の神事は,県の無形民俗文化財に指定(昭和40年)されている。
「心経門」とも呼ばれる一の鳥居から伸びる参道は,仁王門(二の鳥居)をくぐると下りとなり川を渡る。
朱塗りの神橋は昭和四十二年に流出して再建されたものだが,八個の擬宝珠のうち六個は古い橋の物を用いており,文化十四年(1817)と弘化三年(1846)の寄進である。


社殿は大正七年(1918)の大火で焼失し,同九年に再建されたものである。

狛犬は嘉永元年(1848),灯籠は寛政八年(1796)の建造である。
(新潟県佐渡市羽吉)
2006.3.10