神明宮は,JR(磐越西線)新関駅の北西1キロメートル,旧新津市の東端に近い小口地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十七年)に「越後國中蒲原郡小口村字居平 無格社・神明宮」とある。
天照大神と豊受大神を祀る小口地区の産土神であるが,創立年は不明。
明治四十五年(1912),十二神社(大山祇命)を合併した。
拝殿前の石の鳥居の額束には「大神宮」と記されている。
拝殿の軒下には,古木を加工した装飾物が掛かっている。かすかに「大宮」の字が読み取れる。
拝殿裏の石段の上に本殿が建っている。
同じ敷地に観音堂があり,一帯の小山は「小口観音山公園」として整備されている。
山頂には広臨親王(佐渡に流された順徳天皇の皇子)を祭る「若宮社(若宮廟)」がある。
(新潟県新潟市秋葉区小口,JR新関駅から徒歩25分)
2006.4.22