新潟県神社探訪

中野神社(村上市朝日中野〈あさひなかの〉)

村上市朝日中野の中野神社遠景
中野神社は,村上市の朝日中野地区に鎮座する。
集落のはずれに大きなため池があり,その北側に中野神社が建っている。
この地区は,石油王として著名な中野貫一にゆかりが深い。中野は大正六年(1917)に高根村の地百五十余町歩を購入して開墾を始めた。貫一が没し,忠太郎がその遺志を継いで,ついに不毛の原野を美田に変えたという。
当社は中野地区の開墾にともなって創建されたものである。祭神は稲倉魂命で,天照大神を合祀している。
中野神社拝殿の額中野神社拝殿内部
拝殿に「中野神社」の額があり,拝殿内部には「稲倉魂命」の額がかかっている。
中野神社の祠
拝殿の背後に,ご神体を祭っていると思われる小さな祠がある。

村上市朝日中野地区のため池
境内に隣接するため池。

(新潟県村上市朝日中野)
2006.9.2


旧朝日村北部神社