新潟県神社探訪

白山神社(佐渡市宿根木〈しゅくねぎ〉)

宿根木の白山神社
白山神社は,旧小木町の南端,宿根木地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「羽茂郡宿根木村字川内 村社・白山神社」とある。
建治三年(1277)の創立の古社で,初め私邸で祭られていたが,嘉元二年(1304)に現在地に社殿を創建して全村の鎮守としたと伝える。
主祭神は伊弉冉尊である。
明治四十一年(1908)に松蕾山の戸上神社(手力雄命),琴浦の白山神社(菊理比女命),強清水の白山神社(菊理姫命)を当社に合併したとされる。
ところが,合併されたはずの強清水の白山神社琴浦の白山神社宿根木の戸上神社などは,それぞれの場所に現存する。
宿根木の白山神社拝殿(正面)
宿根木の白山神社社殿
拝殿は銅板葺の神明造である。
昭和三十七年(1962)に裏山が崩れて社殿が傷んだという。

宿根木の白山神社境内宿根木の白山神社狛犬(左)宿根木の白山神社狛犬(右)
境内に秋葉大神の石塔がある。

(新潟県佐渡市宿根木)
2007.3.12, 2017.3.15


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