神明神社は,旧村松町の中島に鎮座する。
創立時期は不詳で,中島の一部の産土神であったが,明治四十二年(1909)に中島村の産土神である諏訪神社を合併した。
現在の祭神は,豊受皇大神,健御名方命,倉稲魂命,倭武男命の四柱である。(『村松町史』には倭武男命が無く,若一王子命がある。)
拝殿の額には「神明宮」とある。
拝殿の背後に本殿が建っている。見事な造りで,細部の彫刻もすばらしい。
参道の脇に「村松町教育委員会」による標識があり「本殿の宮彫は中島の人、渡辺甫胤(ほいん)の作と伝わる」と書かれている。
「神社明細帳」には「本殿ハ明治拾壱年 村松旧藩御用美術彫刻師ニ意匠ヲ凝ラシ造営セシメタル神殿ニ御座候」とある。
(新潟県五泉市中島409)
2007.4.29
参考:神明宮とは?