金上稲荷神社(かながみいなりじんじゃ)は,津川の名勝麒麟山の狐戻城(きつねもどしじょう)の跡に鎮座する。
城の鎮護神として歴代城主(金上氏(かながみし))の崇敬を受けたが,寛永四年(1627)の廃城後は祭る者がなく,住吉神社の寄営となった。
寛保二年(1742),鵜川兵右衛門が有志と謀ってここに小祠を建て,さらに大正十二年(1923)に社殿を改築したという。
社殿の横に「麒麟山狐戻城」と刻された石碑が建つ。
境内からは阿賀野川の眺望がすばらしい。
(新潟県東蒲原郡阿賀町津川)
2007.6.2