新潟県神社探訪

伊須流岐比古神社(村上市檜原〈ひばら〉)

村上市檜原の伊須流岐比古神社
伊須流岐比古神社(いするぎひこじんじゃ)は,村上駅の北東約10キロメートル,旧朝日村の檜原地区に鎮座する。虚空蔵山(466m)の東麓である。
「神社明細帳」(明治十八年)に「岩船郡檜原村字屋敷添 村社・伊須流岐比古神社」とある。明治十五年に村社に列せられた。
「明細帳」の記録する由緒は以下の通り。
このあたりに悪鳥が棲み,人々がその害に悩まされていたところ,平治元年(1159),たまたま雲上佐一郎(後白河法王第三皇子)の下向があり,この鳥を殺した。人々は喜び,皇子の守護神の厳島姫命を勧請して当社を創建し,産土神とした。
明治四十一年,村内の神明宮(天照皇大神),八幡宮(譽田別尊),若宮八幡宮(大鷦鷯尊)を合併した。
檜原の伊須流岐比古神社拝殿檜原の伊須流岐比古神社拝殿内部
村史は社殿を寛延四年(1751)の建築とするが,これが現在のものであろうか。
社殿内部に祠が四つ並んでいた。

伊須流岐比古神社境内
境内には,古峰神社,清正公,大神宮などの石祠,石塔が並んでいる。

(新潟県村上市檜原931)
2007.7.7


旧朝日村南部神社